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視聴率偏重主義。

季節外れの台風も過ぎ去り、いよいよ冬がやってきそうな勢いですが、いかがお過ごしでしょう?

あっという間に月日は過ぎ去るというのに、相変わらずテレビではヤンキー一家の戯言ばかりが面白おかしく取り上げられてますね。
正直、いちエンターテイメントのネタがトップニュースとなるのはいかがなモンでしょうか?
ある局では、延々と小1時間も同じネタについて触れていたとか・・・
以前も対岸の火事。にも書きましたが、いつになっても民放各局は視聴率競争から抜ける事が出来ないんですね。

といっても、各社とも横並び。
ここでも小さなパイを争って、どこの局が視聴率1位だったとか、あるいは良くなかったとか、どんぐりの背比べのような状態。
概ね構成も同じで、「コメンテーター」や「有識者」と呼ばれる人々が登場し、何度と無くスキャンダラスな映像のリピートとともに「あーでもない、こーでもない」とキャスターを交えて語り合うパターンが常態化しています。

番組の内容はほぼ同じ。というコトは、好き嫌いの問題以外に考えられないですね。
○チャンネルの○○キャスターが好きとか、○○さんが美人だからとか、あるいはカッコいいとか、そういった番組内容以外の点でしか評価されてないんですよね。

それだけ、夕方の「報道」ワイド番組に個性がなくなっている。
敢えて言うなら、報道と地域情報のNHK対ワイドショー的内容の民放。昼のワイドショーを無くした代わりに、夕方のニュースの時間を削って、より視聴率を気にする=できるだけ内容が難しくない、「内容が無い」方向にシフトしているのでしょうね。
「夕方のワイド番組はこうあるべきだ」とばかりに、「腰を据えて」じっくりと報道する番組は出来るだけ回避し、視聴率しか意識しない内容に仕上がっています。

視聴者もザッピングばかりするから、スキャンダラスな内容でちょっとだけチャンネルを固定して、内容が変わったらまたチャンネルを変える。だから、局側もよりスキャンダラスな内容を繰り返し流したがるワケで、言ってしまえば「夕方に暇してる」人達のためだけに放送しているといっても過言ではないでしょう。

目の前にある重要な問題から目を逸らし、「人々の関心が薄い」地味な物はバッサリと切り捨てる。
行き着く先は国民総白痴化、言ってしまえば目くらまし。

これでいいのかテレビ局。
「自浄作用」が期待できないテレビ局は、これからも下らない内容を求めて邁進するのでしょうね。


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    take2-chances * 放送業界にモノ申す。 * 00:00 * comments(2) * - * -

    NHKを考える。

    相変わらずテレビでは同じコトの繰り返しばかりやってる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょう?
    さて、前回の続きっぽい感じの内容ですが、お付き合いを。

    2007年10月19日の東京新聞朝刊に、こんな記事が。
    NHK京都『キョウト学生ラヂオ部〜』 大学生と制作するFM番組 - 東京新聞

    記事によると、NHK京都放送局がFM放送のローカル枠で地元の大学生に参加を呼びかけ、同世代向けのラジオ番組を制作するとの事。
    タイトルは「オトナチック!ラジオ」で、初回放送は10月26日、深夜24時10分からの放送。全12回の放送予定。
    NHK京都の男性アナウンサーと女性リポーターがメインパーソナリティーとなり、有名人をゲストを迎えたトークを展開。また、企業で活躍中の人にインタビューするなど、同世代に向けた内容になっているそうです。

    ------☆☆☆------


    コミュニティFMにありがちな「学生主導の番組」ではなく、あくまで「番組作りに参加」との事で、完全な内輪ウケ番組と化している学生番組よりは、NHKの制作力を使った遥かに質の良い番組になるのでは?と思います。
    予算も段違いですしね。(苦笑)

    それはさておき、NHKといえば全国的に展開している放送局ですが、大部分が東京発の番組で、一部が大阪局、その残りを各ブロック局と各地域放送局が制作しています。

    分かりやすく言い換えると、

    東京局(一部大阪局)

    各ブロック局

    各地域放送局

    というピラミッド型になっているワケで、意外とローカル枠が少ない=決して制作能力が高いとは言えないのが実情だったりします。
    聞くところによると、意外と転勤が多く、地域局の職員が地域の事をあまり知らないため、地域に根ざした放送が出来にくいとの話もあり、明らかに東京一極集中の弊害が出ています。

    ここで一つ提言。NHKはローカル枠をもっと拡大し、各局が自由に制作できる権限を拡大すべきです。
    言うまでも無く、「皆様の受信料」の多くは東京で使われています。
    当然東京に人材も集中するワケで、地域局はいわゆる足掛け。各地域の制作能力が発揮されづらい環境に陥っています。

    受信料を下げるとか、肥大化した組織を改革するとか、東京だけが恩恵を受ける改革ではなく、「番組の地方格差」を改革すべく、橋本会長には尽力して頂きたいですね。
    余っている人材と予算は地方に回せば、地方局の制作能力も上がり、よりNHKが地域放送としての役割を果たす事が出来ると思います。

    そうして出来た地方局発の番組を全国に還流すれば、地方に流れた予算によってコンテンツ不足に陥ることも無く、局同士の交流も広がるのでは?なんて思ったりします。

    地方民放局が「だらしない」現在、NHKがその役割を担う事が大変重要ですね。
    皆様のNHK。受信料不払い運動が起きる恥ずかしいコトが起こらないよう、しっかりとした組織運営をお願いしたいモノですね。



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      take2-chances * 地域放送とは。 * 23:18 * comments(4) * - * -

      マスコミが日本をダメにする。

      ここ最近、テレビでは亀田一家が謝罪したとかっていう、どうでもいいニュースばかりを連日放送している今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょう?

      正直、スポーツニュースの延長のような内容なので、亀田選手が切腹しようと、内藤選手宅に押しかけようと、そんなの関係ないし。
      でもって、赤福が製造日を偽装したニュースが話題となると、あっという間にニュースが赤福一色となる。
      右といえば右、左といえば左に一斉にマスコミ陣が動いていく様子は何だか滑稽です。

      どうやらマスコミには、「独自色」っていうモノが欠けているように見えます。
      一つの事をただ面白おかしく取り上げるだけで、結局内容がない。百歩譲ってワイドショーなら分かりますが(笑)。
      もはやテレビが斜陽産業と言われようと、小さなパイを争う視聴率偏重主義がなかなか抜けないんですよね。
      とりあえず、話題の事を面白おかしく取り上げておけば視聴率はそこそこ取れる、と。

      視聴率しか考えないから、とにかくウケる事しか放送しないし、バカの一つ覚えのように争点を単純にして刷り込む。地味でも重要なニュースが放送されなかったり、ニュースの焦点がボカされているのに気付きませんか?
      マスコミが、「国民総白痴化」の片棒担ぎを担っているのは言うまでもありませんね。

      もう一度、マスコミのあり方を考え直すとともに、視聴者も、果たしてこれで良いのか?と一度立ち止まって考える余裕が必要なのでしょうね。


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        take2-chances * 放送業界にモノ申す。 * 12:23 * comments(0) * - * -

        格差社会の向こう側。

        当ブログ「某放送関係者のヒトリゴト。」も2周年を迎え、3年目に突入しました。
        いつも内容があるんだかないんだか良く分からない当ブログをご覧頂き、大変ありがとうございます。
        最近ではアクセス数も安定し、感謝申し上げる次第です。
        引き続き今後もお付き合い下さいますよう、よろしくお願いします。

        さて、本題。
        不満が渦巻く組織というのは、いつになっても良くなりませんよね。
        そんな事を感じてしまう出来事から。

        概ね組織というのは、

        1. 人事・人間関係
        2. 給与・待遇
        3. 業務内容

        に不満が出やすいと思いますが、とりわけ死活問題の「給与」に関しては不満の度合いが違うハズ。
        給与が安い事で有名(?)なコミュニティFMでは、ここを不満に辞める人も多いとか・・・汗

        その辺はいつか来た道。を参照頂くとして、今回はボランティアでやっているパーソナリティの話です。

        コミュニティFMの場合は、ギャラとして貰える給与はあってないようなモノなので、もちろん他に本業があります。意外と多いのが、結婚式やイベントのMCなどで活動している「喋るのが本業」の方々なので、そんな事情もあって、コミュニティFM局がパーソナリティをイベントの司会などに派遣している事も多かったりします。

        というコトは・・・
        ただでさえフトコロ事情が厳しいコミュニティFM。派遣でオナジミのピンハネも収入の一部になるワケで。。。

        某局では、どんだけピンハネしてるんじゃどんっというくらい、結構ヒドいです。

        当然割に合わない仕事も多数出てくるワケで、朝から晩まで拘束されて交通費込み1万円!という相場よりもワンダホ〜な程安すぎるギャラを提示され、泣く泣くMCを引き受けるパーソナリティ氏もいるみたいです。
        余談ですが、イベントにはつきもののPA(音響)もベラボーに安かったりします(笑)

        守銭奴に捕まってしまったが故に、とことんギャラを吸われまくる人々。(私もでしたが…苦笑)
        逆に、経営者一族は贅沢の極み。
        儲けは社会に還元せず、自らの懐を潤す。

        これを今の大企業に置き換えると・・・

        日雇い労働や短期派遣+長時間勤務で青息吐息の従業員。
        逆に、利益は過去最高を更新し、役員報酬が超お手盛りになるなど、経営側は贅沢の極み。
        儲けは社会にあまり還元せず、とことん自らの懐を潤す。

        行き着く先が「格差社会」。やりたい放題の無法地帯には、もはや法律など通用しないのです。
        まぁ、社会の縮図というヤツですかね。
        そんな不満だらけの某コミュニティFM局。

        お役所も黙っているのではなく、まずはインパクトが強い大手企業とこの辺から取り締まるべきでは?と思ってみたり。


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          take2-chances * 放送現場にて。 * 03:14 * comments(0) * - * -

          これでいいのか芸能人。

          どういうワケか連休が多い今日この頃、いかがお過ごしでしょう?
          ハッピーマンデーだか何だかよく分かりませんが、トンチンカンな法律を作ったおかげで、祝日のありがたみが減ってるような気がします。

          それはさておき、本題。
          ナイターシーズンも終わり、各局とも番組改編があったと思います。
          テレビのキー局からは午後のワイドショーが消えて再放送枠になり、ラジオ局では低予算化が進むなど、放送業界は苦戦が続いているみたいです。
          また、新聞業界では各社がネットに収益源を求めるなど、新たな動きを模索しています。
          どこかの誰かさんは、既に景気回復しているとかノタマっているんですけどねどんっ

          もしかすると、そろそろ放送というモノ自体を見直すべきなのかもしれません。
          何でもスピード第一主義がはびこる現代、世の中の流れに抗う事無く、大して芸の無いお笑い芸人を次々ととっかえひっかえして、タレントを使い捨てしているように思えてなりません。

          「放送局と芸能事務所が芸人・タレントを育てる」という事を怠っているのでしょうね。
          そもそも、タレントの絶対数が昔と比べて増えているというハナシもありますがあせあせ
          無責任な成り行き任せの番組作りが、大物芸能人を出来にくくしているといっても過言ではないのでしょう。
          ポスト明石家さんまさん、ビートたけしさん、所ジョージさん(←IMEで一発変換できなかった…苦笑)のような人材が今の芸能界にはいないような気がします。

          ちょっと生意気な態度をとっただけで干されてしまう沢尻エリカさんのように、新陳代謝が進まない芸能界もいずれ崩壊する運命なのでしょう。
          芸の無い「芸ノー人」だらけの芸能界は、何だか魅力的ではありませんね。

          同じく、ラジオ業界も新人があまり活躍できる状況ではなさそうです。
          パーソナリティに個性と魅力が無くなっていくのを感じます。
          「ラジオが面白くなくなった」「聴かなくなった」というのは、とりわけ当たり障りの無いトークしかしない、無難なパーソナリティを局側が重用している影響なんでしょうね。

          午後ワイドにクセのあるパーソナリティを起用していたり、新人オーディションを定期的に行っている某老舗FM局に関しては例外ですが・・・

          いずれにせよ、一番コストの掛かる新人教育をせず、低予算でそこそこ使える「即戦力」のみを求める現代の構造自体に問題アリなのでしょうが。
          結局、巡り巡って自分の首を絞めるコトに他ならないのですけどね。


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            take2-chances * 放送業界にモノ申す。 * 08:50 * comments(0) * - * -

            民営化の果て。

            こんにちは。今日から10月ですね。
            ようやく秋本番になってきたような感じがしますが、いかがお過ごしでしょう?

            ところで、ご覧の皆様は、普段「公共交通機関」を使いますか?
            大都市圏にお住まいの方は、よくお使いではないかと思いますが、その他の地方では「あまり使わない」という方が多いと思います。
            恐らく、圧倒的に自家用自動車が主流ではないかと思います。

            というのは、久々に用事があってバスに乗ったワケなのですが。。。
            いやぁ、何であんなにバスという乗り物は非効率なんでしょうかね?
            たまたま、ウチの地域を走ってるバスがボロいのかは分かりませんが、まず乗り心地が宜しくない。
            更に、運賃が高い。あっという間に50円は上がります。(東京23区内と違って、運賃固定ではありません)
            でもって、ベラボーに遅い。普通は車で15分少々のところ、バスでは30〜40分掛かってしまいます。バスの便が1時間に2〜3本しかないから、乗り遅れると次が来るまで待つしかないワケで・・・。
            おまけに、時刻表はアテにならない。5分遅れは日常茶飯事ですね。

            これじゃあ、バスに乗る人が少なくなるのも当然です。
            いくらバスが「エコ」とか言っても、そう簡単に乗り換える人はいませんよね?
            何一ついいところが無い。いい所を敢えて挙げるなら、駐車場の心配が要らないくらいですかね(笑)
            電車であれば、定時制という面においては車に負けないでしょうが。

            時々、遅れたバスが鈴なりになって通る光景を目にしますが、何だかムダです。
            行き先が違うから仕方ない、という面もありますが、むしろ、狭い道路で停車を繰り返すバスは厄介者であったりもしますし、速度が控えめなので渋滞の一因であったりもしますし・・・。

            結局、不便で高いバスは「運転免許が無い、バスを使うしかない人々」にますますしわ寄せが行くだけで、お金持ちやおエラいさんは、バスが無くなろうが知ったこっちゃない、という事になってしまうのですね。

            廃線の申請が、許認可制から届出制へと変わった交通業界。
            各地で、赤字路線から撤退したい事業者と、それを何とか阻止しようとする一部の住民という構図が出来てますが、ほぼ政府と事業者の思惑通りにコトが進んでいるみたいです。

            従って、地方で増殖する赤字路線からバスが無くなり、鉄道も潰れていく。何が残るかといえば、荒廃した地方や農村という有り様なのでしょうね、多分。

            地方切り捨て。「元祖」と言われた某小泉総理以前の時代から、着々とその布陣は進められていたみたいです。
            恐らく、電電公社からNTTに、専売公社からJTに、国鉄からJRになるちょっと前の時代から、既にその路線の原型は出来つつあったのでしょう。
            そこに「バブル」という魔物が全てを覆い、本当に「ぬるま湯に浸かっている間に、茹で蛙になる寸前」なのかもしれません。
            もはや地方はどうしようもない、というのが現状のようですね。

            今日完全民営化した郵便局も、数多くの赤字路線を切ったJRと同じく、地方から郵便局が消えていくのは時間の問題でしょう。
            永年の悲願であろう国の地方切り捨てが、間もなく完了しようとしています。

            あとは、最後の引き金を引いて完了。
            金持ちか、ビンボーか。
            現実には、既に選択肢など無いんですけどね。


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              take2-chances * その他いろいろ。 * 00:45 * comments(0) * - * -
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